お金の話

こんなにかかるの? 建築費以外の4つのコスト

今回は一戸建ての建築時、建築費以外にかかる6つの費用について解説します。

付帯費用を理解すると、全体予算が見えてきます。

後悔の無い家づくりには全体の予算管理が必要不可欠です。

 

一戸建てを建築する時には目に見える費用以外にもたくさんお金がかかるんだ。

私が家を建てた時も追加費用が発生して、お金が足りるか心配だったよ。

賃貸はそういうことがないから気楽なんだよね〜。

借りている途中で「明日から家賃が2万円上がります」みないなことは起きないからね。

 

目次

 

 

この記事はこんな方におすすめ

こんな方におすすめ

  • これから一戸建てを建築する予定
  • 土地の取得費用と建築費があれば大丈夫だと思っている
  • 家づくりの全体予算を把握したい
  • 付帯費用の各項目がどれくらいになるのか相場を知りたい
  • 建築時にお金の面でトラブルになるケースについて知りたい

 

建築費に含まれないコスト

建築費にどういった項目が含まれるのかは依頼する建築会社により異なります

 

当然含まれていると思っていたら後で追加費用が発生してびっくりするというケースは非常に多くあります。

 

以下の項目は建築費に含まれないことが多い項目です。

 

事前に依頼する予定の建築会社へ確認してみると良いでしょう。

 

ポイント

  1. 外構工事
  2. 照明・空調機器
  3. 地盤改良工事
  4. 上下水道接続費

 

こういった内容について丁寧に説明してくれる会社もありますが、事前の説明無く、後から当然のように請求書を送ってくる会社もまだまだ多く存在しています。

建築会社とは事前にしつこいくらい確認しておいてちょうど良いです。

 

以下の章では、それぞれの項目について具体的な内容金額について解説します。

 

 

外構費

外構とは、家の外の工事全般を指します。

 

以下のような項目は外構工事に属します。

 

ポイント

  • お庭の芝生や植栽
  • お隣との境界フェンス、ブロック塀
  • 駐車スペースのコンクリート土間、カーポート
  • アプローチ
  • 門扉・門塀
  • ガーデンライト
  • 表札・ポスト・宅配ボックス

 

この他、エクステリアプランナーさんにデザインや外構計画の依頼する場合、依頼料や設計手数料などがかかります。

 

外構工事は通常、家の建築が終わった後に工事が始まります。

 

タイミング的に最後になりますが、金額的に大きいため見落としているとびっくりすることになります。

 

ガレージの土間は1台あたり30〜40万円

 

カーポートは20〜30万円

 

これにアプローチやポスト、お隣との境界フェンスなどを加えると、総額は簡単に100万円を超えます

 

ポストや宅配ボックスなども、メーカー製でデザインや耐久性に優れるものは3万円前後が主流です。

 

チリもつもれば、無視できないコストとなりますので注意しておきましょう。

 

外構はこだわらないし何でもいいかな〜という方でも、100万円程度の予算をあらかじめ計上しておかれると良いでしょう。

 

 

照明・空調機器

照明器具については建築会社によってかなり差があります。

 

傾向としてデザインにこだわっている会社は、照明器具を建築コストに算入している場合が多いです。

 

照明計画が設計の中に組み込まれており、器具は選択不可または絞られた範囲内から選ぶような形式を取っています。

 

コストはメーカなどにより大きく変わりますがよほどの高級住宅で無い限りは20〜30万円くらいの範囲内で納まると思います。

 

一方、冷暖房などの空調設備は別途とされているケースがほとんどです。

 

間取りや断熱性能などにより必要とされる空調機器の数や配置は大きく異なりますが、1部屋に1台設置する必要がある場合、4人家族では最低4台分となり50万円以上になることも珍しくありません。

 

冷暖房はイニシャルコストに目が行きがちですが、ランニングコストも意識しましょう。10年くらい経過したエアコンは買い替えてしまった方が特になるケースが多いです。

 

また、断熱レベルを向上させると冷暖房の台数を減らすことができるようになります。

 

間取り次第ではワンフロアに1台のエアコンでカバーできますので、ぜひ検討してみてください。

 

地盤改良工事

建物の建つ部分の地面が軟弱な地盤であった場合は、それを補強するための工事を行います。

 

そのための工事が地盤改良工事です。

 

軟弱地盤で地盤改良せずに家を建てる場合、不同沈下がひき起こされ家が傾いてしまう可能性があります。

 

また大地震の際に揺れ幅が増幅され、木造の家屋は大ダメージを負ってしまうことがあります。

 

そのため現在では地盤調査は法律で義務付けられており、改良工事も事実上義務化されています。

 

当然ながら地盤が強固で健全な場合、地盤改良の工事は不要です。

 

法律上の義務があってもなくても、軟弱地盤に家を建てる時には改良工事を行うことは必須と考えて良いと思います。

 

地盤の硬軟については事前に調査を行い、その結果得られたデータを基に改良工事の必要性を判断します。

 

調査方法は木造住宅で一般的なスウェーデン式サウンディング試験(SS試験)をはじめ、いくつかの方法がありますが、長くなりますので今回は割愛させていただきます。

 

SS試験の費用は3万円くらいです。

 

改良工事にはいくつかの方法があり、どの方法を選択するかにより大幅にコストが変わります

 

その他、支持層と呼ばれる堅固な地層が地表からどれくらいの深さにあるのか家の建築面積などもコストに影響を与えます。

 

これらを完璧に理解しようと思うと、それなりに建築的知識が必要となりますので、今日のところはふんわり理解しておいてもらえると良いでしょう。

 

一般的な湿式柱状改良と呼ばれるやり方で、建築面積が50m²程度、支持層が地表から2m程度に位置する場合コストは40万円前後です。

 

地盤改良は家の基本的な安全性を考える上で非常に大切な要素ですが、それゆえ色々な思惑が入り込んでくるポイントの1つです。

 

金額面ではマージンを大幅に取っている会社もあり、上記の湿式柱状改良で100万円以上かかったというケースも特に珍しくありません

 

また、調査結果の解釈にも差が表れます。

 

A社は改良工事が必要と判断しているのに、B社は不要だと言っているといったことが起こります。

 

こういったケースでは以下のどちらも可能性として考えられます

・A社が過剰な安全思想を持っていて、B社がまともな判断を下している

・A社は妥当な判断をしていて、B社は地盤保証の保険を売るためデータを甘めに判断している

 

これらの判断を一般の方が見破ることはほぼ不可能です。

 

したがって、依頼する建築会社や担当者との信頼関係が大切になります。

 

家は決して1人で建てるものではありません。

信頼できるパートナーの存在は非常にありがたいものです。

お互いを大切にする関係を築きましょう。

 

上下水道接続費

上下水道接続費は、家を建てる敷地に上下水の配管を新たに引き込み工事をする際に発生する費用です。

 

自治体にもよりますが、100万円前後の費用がかかります。

 

土地の売買をする際に重要事項などで説明される項目ではありますが、金額まで説明を受けることはほとんどありません

 

「10万円くらいかな?と考えていたらゼロが1個違った!」などというケースがありますので注意しましょう。

 

上下水道の引き込みが必要になりそうなケースは以下の通りです。

ポイント

  1. 元の敷地が農地
  2. 元の敷地が駐車場
  3. 大きな敷地が2〜3つくらいに分割されて分譲
  4. 元々古い家が建っていた

 

上記の1〜3はその敷地に初めて上下水道を引き込む可能性が高いケースです。

 

4は引き込みはすでにされているものの、配管が昔の基準で作られていて管径が細く、更新が必要となるケースです。

 

この場合は「口径変更費」が必要になります。

 

口径変更費は大体60万円くらいです。上下水道接続費に比べると若干安く収まります。

 

まとめ

今回は建築費以外にかかるコストについて解説しました。

金額の大きいものは4つ。

 

外構工事は家の外の工事で、お庭の植栽や駐車スペースのコンクリートなどの費用が発生します。

 

照明・空調設備は建築会社によっては含まれていることもありますが、意外に大きな費用がかかりますので注意が必要です。

 

地盤改良工事は軟弱地盤に家を建設する際必要となります。

地盤調査の結果は、一般の方が見極めることは難しいです。

そのため、建築会社との信頼関係が大切になります。

 

上下水道接続費は敷地に水道の引き込みがない場合に発生します。

宅地になる前の敷地の状況からある程度要・不要の判断が可能です。

 

この他にも解体費用や敷地に高低差がある際には土留め擁壁(ようへき)などの費用、カーテン類、細かな所ではタオル掛けやトイレットペーパーホルダーまで建築外になる費用は様々です。

 

どこまでを建築費に含めるのか、困ったことに明確な規定はありません。

 

建築会社毎に確認する必要がありますが、今回の4つを押さえておけばひとまず大きく計画が狂う可能性は少なくなるでしょう。

 

しっかりと全体予算を把握し、安心して家づくりと楽しみましょう。

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