お金の話

どっちがお得? 2021年度地域住宅グリーン化事業とグリーン住宅ポイント-前編

みなさんこんにちは。

今回は僭越ながら私、こぶた次郎が2021年度のグリーン化事業とグリーン住宅ポイントについて解説いたします。

目次

 

 

この記事はこんな方におすすめ

こんな方におすすめ

  • 近々家の新築を考えている。
  • 家はコスト最安を目指すより少しお金をかけて高性能な方が良い。
  • 利用できるお得な補助金があれば知りたい。
  • 18歳以下のお子さんが3人以上いる。
  • 3世代同居を考えている。
今回は前編として、地域住宅グリーン化事業について説明します。

また新築の方を対象とした話に絞りますので、リフォームを検討中の人は申し訳ありません。

それでは、解説を始めさせていただきます。

 

地域住宅グリーン化事業とは

そもそも地域住宅グリーン化事業とは、地域の中小工務店などが連携して省エネルギー性や耐久性などに優れた木造住宅を供給するための支援政策のことです。

支援元は国土交通省や環境省などの中央省庁、つまり国ですね。

国は以前からこういった補助金政策を実施していて、地域の多様な住宅文化を尊重しつつ、断熱性や耐震性などの性能面での底上げを図ろうとしています。

地域住宅グリーン化事業もその一環で、これまで少しずつ内容を変えながら続けられてきました。

また、この事業の特色は、採択されたグループにより少しずつ補助の条件が異なることです。

例えば地域材振興を重視しているグループは特定地域の木材を構造材に使用することになっていたりしますが、他のグループでは構造材については自由である代わりに、省エネ性能が高かったりといった違いがあります。

条件を満たした場合にもらえる補助金額は同じですから、消費者目線だとなるべく緩い方が良い、ということになります。

2021年度のグループ採択は6月10日なので、まだ少し先です(この記事は2021年4月21日に書かれています)が、

例年それほど大きくは変動がありませんので、興味のある方は昨年の採択結果をチェックしてみてください。

グループごとの違いが簡単にわかるといいのですが、現状は1つ1つの採択結果を見るしかないため、非常に忍耐を要します。

 

2021年度地域住宅グリーン化事業の補助金額

地域住宅グリーン化事業には5つのタイプがあります。

  1. 長寿命型
  2. ゼロ・エネルギー型
  3. 高度省エネ型
  4. 省エネ改修型
  5. 優良建築型

みなさん、今思いましたよね?「で?どれが1番お得なの?」って。

ズバリ言ってしまうと、この中では1.の長寿命型が最も取得しやすくなっています

長期優良住宅+各グループごとの条件を満たせばクリアとなるので、太陽光発電パネルや蓄電池などの付加設備が前提となるゼロエネルギー型などと比べるとイニシャルコストがずいぶん抑えられます。

長期優良住宅の認定を取ってもらうことはそれほど難しくないはずです。

手続き費用などが別途となる場合もありますが、大体+20〜30万円くらいといったところでしょう。標準的に長期優良住宅としているHMや工務店もずいぶん多くなっています。

住宅1戸あたりの補助額は最大で110万円ですから十分元は取れます。

依頼する建築会社の標準仕様が長期優良住宅の条件を満たしていない場合は、耐震性能の向上や断熱強化のために追加費用がもっと増えてしまいます。

私の意見では、長期優良住宅の要求レベルはそれほど高くありませんので、これを満たせないような家は建てるべきではないと考えます…。

三世代同居加算

2021年度の地域住宅グリーン化事業では上記の110万円に加えて30万円の補助額追加があります。

その内の1つが三世代同居です。

祖父母とその息子あるいは娘夫妻、そしてそのお子さんといった三世代の家族が同居する家庭に対し、追加の補助金が支給されことになりました。

これは昨年の末頃、2020年のグリーン化事業の期中に補正予算で追加されています

2021年度はその追加分が標準装備となったわけです。

コロナによる景気冷え込みへの対策という側面が強く、よりお得感を出そうとする試みですね。

ただ、他とは異なる条件がありますのでご注意ください。

その条件は「1つの住宅内に玄関、トイレ、浴室、キッチンの内2つ以上を複数設置すること」となっています。

また、玄関から完全に分離し、内部で行き来できない二世帯住宅は「対象外」になってしまうのでご注意ください。

あくまで「同居」が条件なので、完全に分離した二世帯住宅はそれぞれ別の建物であり、同居ではないという判断です。

サザエさんのように1つの家の中で大家族が暮らすイメージであればOKです。

若者・子育て加算

続いて若者・子育て加算です。

前述の三世代同居と同じく追加で30万円の補助があります。

ただし、三世代同居との併用は不可となっておりますので、ご注意ください。

追加分の30万円はどれか1つしか選ぶことができません。

若者・子育て加算は以下のいずれかの条件を満たす場合に支給されます。

建築主が40歳未満
家庭内に18歳未満のお子さんがいる

どちらかを満たしてればOKですので、該当する方はラッキーです。

40歳以上でお子さんが18歳以上だったり、おられない方は不公平感を感じられると思いますが、残念ながら諦めましょう…。

そもそも、この制度は全く公平ではありません。

建築時期に左右されるため、1〜3月くらいに着工予定の方はそもそもスタートラインに立つことすらできません。

また、タイミング良く着工される方も、工務店が所属する各グループに与えられた補助金の枠が埋まってしまうと、それ以上は支給されないことになるため、あらかじめ抽選などで決定されます。

つまり「当たればラッキー」というくらいの感覚でいることが大切です。

くれぐれも、補助金が入ることを前提としたギリギリの資金繰りとならないよう気をつけましょう。

まとめ

今回は2021年度の地域住宅グリーン化事業についてご説明させていただきました。

地域住宅グリーン化事業は国から住宅建築に対して付与される補助金制度のことです。

いくつかのコースがあり、最も取得しやすい長寿命型の場合は110万円の補助金が得られますが、一定の仕様を満たす必要があるので注意が必要です。

今年度はさらにお得で、一定の条件を満たせば追加で30万円の補助がもらえます。

その内の1つは「三世代同居加算」で、祖父母・夫妻・子どもといった三世代が1つの家で住む場合に追加の補助金が得られます。

また「子育て・若者加算」は世帯主が40歳未満、あるいはお子さんが18歳未満の場合に同じく追加の補助金が得られます。

ただし、追加の補助金は1つのみです。他の追加分とは併用不可となっていますのでご注意を。

次回は今回の引き続き、補助金のお話です。

グリーン住宅ポイントについて取り上げたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

 

-お金の話

© 2021 工務店二代目の生存戦略 Powered by AFFINGER5