お金の話

土地探しのヒント 誰もが気になる価格の話

今回は土地を探す上でほぼ全員が考慮する「価格」についてのお話です。

見落としがちな注意点や、プロがどういったところに注目するかについて解説します。

 

うーん、街中は便利だけど敷地が狭いし値段が高いわね。

郊外は広くて安いけど、通勤するには遠いのよね…。

 

一戸建てなら郊外がおすすめだぞ。自然豊かで庭もできる。
いやいや、街中がやっぱり便利だよ。買い物も通勤もしやすいし。
住みたいところに住むのが一番ええぞ。

 

目次

 

 

この記事はこんな方におすすめ

こんな方におすすめ

  • 希望の土地がなかなか見つからない
  • 注文住宅を建てたいと考えている
  • これから土地探しをしようとしている
  • 土地選びの注意点を押さえておきたい
  • プロがどういう点を評価するか知っておきたい

 

多くの人が土地探しでこだわるポイント

住宅雑誌などで目にする「土地購入時に考慮した点は何ですか?」というアンケート。

 

調査結果のトップ2は、ほぼ「価格」「利便性」です。

 

購入者の経済状況や敷地の立地などにより、優先順位は上下するとは思いますが、この2点を全く考慮しないで土地を購入するケースは無いと言って良いでしょう。

 

特に、土地の価格は家づくりの総予算を考える上で最重要なファクターです。

 

都市圏では家より土地の方が高価であることも珍しくありません。

 

土地の価格をいくらに設定するかによって総予算が決まると言っていいでしょう。

 

確かに価格は大切ね。ローンを組む際にも大きく影響するわ。

でも、私は利便性も大切だと思う。

バランスの取れた敷地がなかなかないのよね…。

 

価格は最重要項目なのですが、見落としやすいポイントが存在します。

 

以下の章では、注意点やプロがどこを見ているかについて解説します。

 

土地価格の注意点

土地購入のアンケート結果を見ると価格は「妥協したこと」でもトップです。

 

購入は考慮したことのトップ

購入は妥協したことのトップ

 

この2つのアンケート結果が示すことは、多くの人が事前に考慮していたにもかかわらず価格を妥協したということです。

 

つまり、想定よりも高くなってしまったって感じているのね。

 

理由は2つ考えられます。

 

1つは単純に想定より高い土地を買ってしまったということです。

 

実は土地購入時に「妥協しなかったこと」のトップは「利便性」なのです。

 

利便性や面積、日当たりなど、他の面を重視して予定よりも高い土地を購入してしまうケースは数多くあります。

 

「いい土地が希望のエリアで見つかったけど、少し面積が広くてその分高価になった」みたいな状況ね。

確かにそういう場合は多少無理して購入してしまいそう…。

 

2つ目は想定外の出費です。

 

土地購入時には土地の価格だけでなく以下の出費を伴います。

 

  • 仲介手数料
  • 登録免許税
  • 司法書士手数料
  • 固定資産税
  • 印紙代

※ちなみに、土地の売買には消費税が発生しません

 

上記の5項目の中では「仲介手数料」が最も高価です。

 

計算方法はざっくり以下の通りです。

(土地価格×3%+6万円)×1.1(※消費税)

 

土地が3000万円なら105万6千円ね。

 

その他の費用は土地の購入価格によっても左右されますが、2500〜3000万円くらいの敷地を購入する際には、大体40〜45万円くらいを想定しておくと良いでしょう。

 

土地価格の5〜6%くらいが付帯費用として必要になるってことね。

 

また、特殊ケースですが、注文住宅を建てるために「建築条件付き」の土地から条件を外してもらうことがあります。

 

その場合、土地の価額が200〜300万円くらい上昇するケースが多くあります。

 

注文住宅を希望される方は気をつけてくださいね。

 

土地価格についてのプロの視点

土地購入の際、プロも人間ですから価格や利便性、面積、日当たりなどについては当然考慮します。

 

その上で、必ずチェックする点は「売主さんの属性と売り出された状況」です。

 

何故なら、土地購入の価格交渉をする際、上記の2点が非常に重要になるのです。

 

「属性」とは金融業界の言葉で相手の職業や勤め先、勤続年数、年収、配偶者の有無などなどの状況を指す言葉です。

 

一流企業勤めで勤続10年、専門職で年収も平均より高めなんていう人は属性が良い人ということになるのね。そんな人と出会いたいわ〜。

 

例えば、売主さんの属性が良いケース、つまり地主さんだったり、高所得層の方の場合は生活資金に余裕があります。

 

そうすると、無理に土地を売却しなくても待つことができますから、値引き交渉に応じてくれません

 

一方、普通のサラリーマンの方が、住み替えで別の場所に家を建てたため、それまでに住んでいたマンションを売りたい、といったケース。

 

こういうケースでは生活資金にそれほど余裕がないので、ある程度の値下げ交渉に応じてもらえる余地が生まれます。

 

相手の足元を見るようで気が引けるけど、商売の基本なのよね…。

 

また、土地が売り出された状況も大切な情報です。

 

例えば、相続税支払いのためとして土地の売却を検討しておられるケース。

 

この場合、売主は一定期間内に売却をしなければなりませんので、売り急いでいます

 

こういうケースではこちらの希望額への値下げが通る形になりやすいのです。

 

他には、おじいちゃんやおばあちゃんが長年大切にしていた家を仕方なく手放されるケース。

 

残されたご家族にとっても大切な思い出の詰まった家である場合があります。

 

この場合、買手さんがどのような人物、あるいはどのようなご家族なのか、建て替えするのか、そのまま住むのかといった点を気にしておられることがあります。

 

そういうケースでは売主さんに気に入られることが決め手になることがあります。

 

不動産業者を通じて手紙のやり取りをして自分や家族の人となりを説明し、家づくりに対する真摯な思いを伝えることで交渉がまとまったというケースがいくつもあります。

 

不動産取引は最終的に人と人との交渉です。

 

プロはその点をよく知っているため、相手のことをよく知ろうとするのです。

 

売主さんに気に入られることは大切ですが、嘘をつくことは絶対にやめましょう。そのまま住み続けることができなくとも、思いを受け止めることが大切です。

 

まとめ

今回は土地の価格についてのお話でした。

 

土地の価格は誰もが重要と考えるポイントです。

 

希望エリアで土地が見つかった際、面積が少し広いために金額が上がるなどといったことは頻繁にありますので、あらかじめ余裕を持った予算取りを考慮しておきましょう。

 

また、土地の価額以外に様々な付帯費用がかかります。

 

表示されている価額+5〜6%の費用を想定しておくと良いでしょう。

 

また、プロは売主さんの経済状況や売り出された状況に着目しています。

 

土地を売ってくれる相手をよく知ることで、交渉がうまくまとまることも多くあります。

 

意識して情報を集めるようにしましょう。

 

土地が希望額で手に入れば、家づくりはとても楽になります。

 

土地探し中の方はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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